RUKA KASHIWAGI × kei murata × Keitaro Niwa “conflict” 12/3(Fri.) - 12/13(Mon.)

柏木 瑠河、村田 啓、丹羽 惠太朗の3名のアーティストによる展示を R for Dで開催。

ホワイトキューブではなく服屋という空間からの制限や干渉、それぞれの作品・表現がレイヤーされることでの関係性など、3名の写真家の視点をセレクトショップという空間の中で再構成し、空間に新たな可能性を見出し探る試みを行います。

参加アーティスト
柏木 瑠河 @ruka_kashiwagi
村田 啓 @kemrta
丹羽 惠太朗 @niwawawawa

RUKA KASHIWAGI × kei murata × Keitaro Niwa   “conflict”
期間:12/3(金) - 12/13(月)
定休日:水曜・木曜
時間:13:00-22:00
会場:東京都目黒区駒場1-4-5 日興パレス駒場 B1F
RforD @rford.deedfashion

柏木 瑠河|RUKA KASHIWAGI

1991年東京生まれ。

一見混乱する様に見えるものが明晰であろうとする姿勢が矛盾を生み、イメージを見た時の判断を通し、圧縮された情報を解放させようと試みる。

2021年JAPAN PHOTO AWARD受賞。主な展覧会に「BYPASS」南青山蔦サロン、KYOTOGRAPHIE KG + 2021 「JAPAN PHOTO AWARD EXHIBITION + INTUITION」HOTEL ANTEROOM KYOTO

statement
久しぶりに友人から連絡がきた。話しを聞くと、飲むと良い事が起きる神水をテイスティングしてみないか?という内容だった。とりあえず、話しを聞いてみようと思い、待ち合わせ場所のファミリーレストランに向かった。すぐに友人が目に入る。しかし、周りには数人知らない顔がある。どうやら家族総出で私に高額な水を売りつけようとしているみたいだ。私の話には聞く耳を持たず、神水の魅力を説明される(おばあちゃんが通路でスクワットをはじめる)私は窓の外を眺めながら考えていた。誰が何を信じようと自由だが、その水はあまりにも高いし、ただの水道水だと。

村田 啓| kei murata

1990年、新潟県生まれ。現在東京を拠点に活動。
2016年、東京藝術大学大学院美術研究科絵画油画専攻を修了。視覚、スケールの変容への興味を基とした写真や映像を用いた作品制作のほか、ミュージシャンやファッションブランドとの協働、宣伝広告への写真制作などを行う。

主な展覧会に、「窓辺にて」(外、京都、2021年)「Five Holes Are Sunlit」(Token Art Center、東京、2021年)、「Ignore Your Perspective 50 – Shapeshifter」(児玉画廊天王洲、東京、2019年)、「群馬青年ビエンナーレ2019」(群馬県立近代美術館、群馬、2019年)

statement
一つの座標は様々な視界を抱えている。
それらのささくれが掛かりあった様子を覗きみる。

丹羽  惠太朗|Keitaro Niwa

1994年岐阜県生まれ
東京とベルリンを拠点に活動を行う。

人間が作り出す概念や環境に興味があり、制作を行う。
人新世における私自身の役割と様々なものとのコミュニケーションによって生まれる関係性を探る。

2013 Neue Welt(ArtMMediaRoom 愛知)
2016 動植物と見えない(ArtMMediaRoom 愛知)
2018 MISSREAD(Berlin)
2018 PHOTOCAMP(Tokyo)
2020 New Japan Photo Final(Tokyo)
2021 Japan Focus Libraly(本の展示)

Statement
情報社会、美術史、時間という人間が作り出した事象に興味、関心があります。
これらに共通する点は”人間のための概念”であり、人間の歴史には肉体が伴い、写真を撮影する行為にも”身体性”が伴います。
私にとっての写真を撮影する行為は、身体をもっての経験であり、時間と接触するための手段でもあります。
瞬間を切り取る行為ではなく、瞬間の時間軸を拡張するような行為と捉えています。
撮影した瞬間から延々と時間が引き延ばされ私の経験した曖昧な時間の証明であり、
マーシャル・マクルーハンが定義した『メディアは身体の拡張』と捉えたように、撮影した時の私自身の肉体と時間を拡張し、写真というメディアを通して歴史の皮膜を生成する。