Re:quaL≡ (リコール)  パリ・イエール国際フェスティバルで準グランプリを受賞 6/29(Sat.) 30(Sun.)にデザイナーによるカスタマイズイベントを開催

Re:quaL≡ (リコール)  パリ・イエール国際フェスティバルで準グランプリを受賞 6/29(Sat.) 30(Sun.)にデザイナーによるカスタマイズイベントを開催

Re:quaL≡ (リコール)が、パリで行われた「第34回イエール国際フェスティバル」のファッション部門で準グランプリを受賞したというビッグニュースが舞い込んで来ました!

この嬉しい報告を受け、発表したコレクションのテーマを落とし込んだ帰国後初となるカスタマイズイベント「Re:craftを、6月29日(土)30日(日)に行うPOP UP STORE「Graphical Craft」で開催致します。(デザイナーの在店は両日共に19時以降となります)

内容は、Re:quaL≡のデザイナー土居氏が、お客様の着たいを0から一緒に作る企画です。もう着れないけどずっと大切で今でも捨てられない服、こんな服が着たいと思ったけど創造する事が難しい。など様々な衣服のカタチと声を土居氏の手仕事と創造ににより再び新しい衣服へ生まれ変わらせます。

料金は、Tシャツからコートまで、1点につき1.5万円〜2万円で、元となる服の持ち込みはもちろん、土居氏が古着から用意することも可能(古着代は別料金)。世界に1つだけの贅沢で特別な新しい創造の在り方を共に模索します。 

なお、完成品はおよそ2週間でのお渡しで、作れる数が限られるため、先着9名様までとなっております。

イエール国際フェスティバルについて

イエール国際フェスティバルは、過去にアレキサンダー・マックイーン、ヴィクター&ロルフ、サンローランのクリエイティブ・ディレクター アンソニー・ヴァカレロも受賞している、若手の登竜門であり伝統ある国際コンテスト。著名なデザイナーが審査委員長を歴任しており、今回はクロエのクリエイティブ・ディレクターのナターシャ・ラムゼイ=レヴィ氏が審査委員長を務めています。

今回のファッション部門は、世界50各国から約300の応募があり、約半年に及ぶルック、プレゼン審査を経て10組のファイナリストに選抜。最終審査では、グランプリ受賞ブランドとリコールで意見が真っ二つ割れ、準グランプリである審査員特別賞を受賞しました。

今回発表したコレクションは、3つのテーマを軸に製作。

1.これまでに存在しなかった新しい服の形と身体の普遍的な美しさの追求。複数人が同時に着用する事ができ、いく通りもの着方が可能になる、未来のフォルム・シェイプ・シルエットの創造。

2.ファッション業界がこれまでに曖昧にしてきた偽物市場などへの問題定義・美意識の再考。また、サスティナブルとファッションの価値とは何かを再び問い直すこと。

3.性別、階級、文化の境界などを超過し装う事の愛おしさや楽しさ・面白さが何かを考え表現する事

製作にあたり、まずは先人の有名デザイナーになりきることからスタート。80年代を代表するアルマーニのテーラードスタイルやアメリカのファッション産業に革命を与えたポロ・ラルフローレンなど、混在する様々な街と多様的な人々の装いを着装源とし、混ざり合う事のなかった相反する時代と両性具有により生まれる独自のスタイルを創造しています。

これは、”なりきる”ということで、本人達も創造する事が出来なかったファッションで人々を魅了できるのではとの考えから。コレクションに出てくる「POLOMANI」は、深く影響を受けた憧れの先人に愛と敬意を込めてデザインを創造した現れとなっています。

また、シルエットでは、アルマーニの代名詞でもあるアンコンストラクティッドジャケットを解体・進化。まだ見た事のない両性的な形とは何かを考え、トランスフォームというキーワードを導き出し、脱構築的な仕立て、男女両方の身体が溶け合っていくような両性具有の形、二人羽織からインスピレーションを得ています。

コレクションの背景にある”なりきる”ことと、新しい形を生み出すこと。これは、ニセモノ市場への問題提起も含んでいます。

ニセモノが本物を超える瞬間に出会いたいという思いから、敢えて見た目はルイヴィトンそっくりだったりニューエラそっくりなモチーフを使用。しかし、よく見ると全然違うというようなユーモアとタブーをコレクションに反映させています。

今回の企画「Re:craft」について

発表したコレクションのテーマはPOLOMANI(ポロマーニ)で、憧れであるラルフローレンやアルマーニなど過去の先人の仕事からインスピレーションを受けコレクションをつくりました。

主人公はアルマーニやポロになりきり表現する自分でした。次は主人公を変えて、お客さんの着たいを0から一緒に作ってみたい。それが次の時代に必要な心の豊かさと鮮度をつくっていくと思ったからです。

その人がどんなものに憧れてきたか、お気に入りの色は、好きなスタイルや譲れない素材などお客さんを真ん中に置きRe:quaL≡としてお客さんの過去、現在、未来をリサーチしていく中でその人の着たいを一緒に抽出していく。

既に存在する好きなブランドの衣服、もう着れないけどずっと大切で今でも捨てられない服、こんな服が着たいと思ったけど創造する事が難しい。など様々な衣服のカタチと声を私達の手仕事と創造ににより再び新しい衣服へ、次の時代へ移していく為の方法として。

今着たいと思う服をクリエイターズブランドとしての観点から世界に1つだけの贅沢で特別な新しい創造の在り方を共に模索します。

Re:quaL≡ について

「Re:quaL≡ Re:時の単位/:equal=常に=等しく(≡) Re:quaL≡」とし、「時代に対する違和感と共に、言葉に出来ない他者との差異、失敗から生じた不美を兼ね備えた中間性」を表現するブランド。デザイナー 土居哲也(Tetsuta Doi)、モデリスト 戸田 麻奈美(Manami Toda)に加えて、初期メンバーであり海外メゾンのモデリストを経て帰国した穴澤 洋太(Yota Anazawa)が先シーズンより参加している。