”壁を持ち歩く”がテーマ カバン作家・カガリユウスケ

”壁を持ち歩く”がテーマ カバン作家・カガリユウスケ

レザーで製作したアイテムに、建築用のパテを塗り、"壁"を表現するカバン作家 カガリユウスケ。

一目見たら忘れられないインパクトがあり、お店でのお取り扱いも長くなっておりますが、新作も含めて小物が多く揃ってきましたので、改めてご紹介を。

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テーマは”壁を持ち歩く”

「カバン = 持ち運ぶ空間」「空間を作るもの = 壁」「壁 = カバン」という発想から、”壁を持ち歩く”というテーマのもと、カバンや小物をメインに展開しています。

元々は鞄からではなく、夜の街の写真を撮ることから始まり、少しづつ壁の写真を撮るように。

当時から今とは違う形で鞄を作っていたそうですが、何か違和感があり、自分のやりたいことは撮りためた写真の中にあるかもしれない、これを鞄にしたらどうなるんだろうという気持ちから、”壁を持ち歩く”というカガリユウスケを象徴するテーマに辿り着いたといいます。

そして、服よりも身体との適度な距離感があり、形としての制約の少ない”カバン”をメインに、人工物でありながら自然物のような表情を見せる”壁”を作り続けています。

全てが異なる表情の1点もの

作家という肩書きは、ほぼ全てのアイテムを自社アトリエで独自に開発した素材と加工によって手作業で作っているから。そのため同じアイテムでも壁の表情が異なる1点ものになります。

ここでは、それぞれの色味と手法のご紹介を。

なお、独特な経年変化もカガリユウスケの魅力で、公式サイトにサンプルが載っているので合わせてご覧ください(こちらから)。

 

『白壁』

カラー品番:WH

カガリユウスケの代表作。革に壁の穴埋め塗料を基材に作った柔軟性のあるパテを塗り、壁のような質感を再現。縫製によるシームやステッチも可能な限りパテで埋め、より壁らしく仕上げています。使えば使うほどに経年変化して、より壁らしくなっていきます。

『コンクリートグレー』カラー品番:GR

小物類限定のカラーで、コンクリートの穴埋め用塗料を基材に作った、柔軟性のあるパテを使用。白壁と比べると経年は緩やかに感じられます。

『汚しの白』カラー品番:NWH

小物類限定のカラーで、『白壁』の上に『コンクリートグレー』のパテを薄く溶かしたものを散布し、落ち着いた「汚れ」の表情をつくっています。『白壁』と比べると経年は緩やかに感じられます。

『黒壁』カラー品番:BK

革に道路補修材を基材にした柔軟性のあるパテを塗り、黒い壁のような、あるいはアスファルトのような質感を再現。縫製によるシームやステッチも可能な限りパテで埋め、より壁らしく仕上げています。『黒壁』は『白壁』に比べて凹凸のメリハリが強く、エッジの強いテクスチャーになっています。使い始めは繊細な生地の服の場合、毛玉が出来る場合がありますが、使い続けるうちに摩擦によってエッジ滑らかになり、落ち着いて行きます。また、使い込んでいくうちに表面に白い粒が現れる事がありますが、これは塗料に配合された炭酸カルシウムの結晶です。

『都市型迷彩』カラー品番:UC

『白壁』の上にウェザリング(風化)加工を施したシリーズ。薄めたウェザリング塗料を塗っては剥がし、塗っては剥がしを繰り返すことで特別な絵柄を作り出します。現実の再現よりも表象の再現に比重を置き、感覚的に「美しい汚れ」を志向しています。

『亀裂彫り』カラー品番:CC

『白壁』に彫刻刀でクラックを手彫りしたシリーズ。彫刻刀でパテを薄く削り、そこへ墨入れ加工をしています。

壁布シリーズ

カガリユウスケが撮影した壁写真の中から、厳選したものを転写プリントした壁布シリーズ。キャンバスに昇華転写プリントをし、サコッシュやトートバッグにしたものから、画像データをグリッチ化したトートバッグ、ストールとしてはもちろん、壁に掛けてインテリアとしてもお楽しみいただける壁布まで、よりグラフィック的な表現も。こちらはどれも実在する壁なので、探してみるのもおすすめです。

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