dilemma(ダイレマ) 2020年春夏コレクション 受注会を9月29日(日)まで開催中
dilemma(ダイレマ)2020年春夏コレクションの受注会を、9月29日(日)まで受開催中。同時にウェブでも先行予約を受付中です。
dilemma 2020SSアイテムはこちらからhttps://rford.deedfashion.com/collections/dilemma
“狭間にある美”をブランドコンセプトに、シーズン毎にテーマを設定し、オリジナルのストーリーをイラストやコミックなどの方法で表現してきたdilemma(ダイレマ)。
2020年春夏は「SPILAL」をテーマに、前季に引き続き、小説家の藤田祥平とタッグを組んだオリジナル小説を作成。こちらは店頭でご覧いただけるほか、受注頂いた方に先着でプレゼントさせて頂きます。
前回のしっとりとしたモノトーンで揃えたアイテムから、今シーズンはダークトーンをメインにしながらも、小説の主人公の青春を生きる葛藤を淡い色合いへのグラデーションで表現。
架空のバンド “colourfax avenue”のツアーアイテムや曲、メンバーをイメージしたTシャツ、パーカーなど、より小説とリンクしたコレクションに仕上がっています。
また、ストーリーの中に色彩を加え、キーワード的な存在として登場する花”ムスカリ”を配したアイテムも。こちらはぜひ小説を読んでコレクションを楽しむヒントにしていただければと。
リネンとラミーの混紡生地を使用したコートとセットアップが登場。適度なコシと柔らかさが特徴で、リラックスした着心地ならがプリミティブな表情が上質感を加えています。ボタンには本水牛の皮付きボタンを使用するなど、抜かりがないアイテムで、永く着て頂きたい一枚です。
左前身頃が2枚になったロングシャツ。閉じても、開けても着れる仕様で、サイドベンツのボタンを開けることで、背中のダーツによるドレープが。適度なスタンドカラーで重ね着もしやすく、女性にもオススメです。
首元のドットボタンと大きなポケットが特徴のシャツブルゾン。ジップを隠し、首元をスッキリさせたデザインで、袖のボタンもメタルドットにすることで、上品な中にも無骨な印象をプラス。
架空のバンド “colourfax avenue”のバンドツアーTシャツとパーカー。カラーは、ホワイトとブラック。カプセルコレクションでも話題になったアイテムです。
架空のバンド“colourfax avenue”メンバー3人の違いをイメージした絵を使ったTシャツ&スウェット。ブラック、グレー、ネイビーの3色展開で、それぞれにグラフィックが異なります。
Drawing Tshirt / Black / Gray / Navy
Drawing Sweat / Black / Gray / Navy
Tシャツ:14番という超太番手のオリジナル糸をつくりだし、度詰で編み上げ。数十年着てもへたることの無いヘビーウェイトな生地が特徴。
スウェット:世界でも和歌山県でしか量産することができない吊裏毛を使用。100年前の製法で作られた生地で入手ルート等が限られており大変希少な生地です。ゆっくりと編み上げられた生地は風合いが大変良く、現在の機械よりも破裂強度があります。
架空のバンド“colourfax avenue”のCDジャケットをイメージしたグラフィックTシャツ。カラーは、ホワイト、ブラック。
(左)colourfax avenue Tshirt / Black / White
架空のバンド“colourfax avenue” の曲”SPIRAL”をイメージしたビッグTシャツ。カラーは、ネイビー、グレー。
(右)Spiral Big Tshirt / Navy / Gray
ムスカリの花を、滲みで表現することで、主人公の苦悩を表現。薄手ですがハリがあるTシャツは綺麗でタイトなシルエットなので、ジャストサイズがオススメ。
(左)Flower Bleeding Tshirt / White / Navy
今季のストーリー中に出てくる花であるムスカリを、図鑑の様に配置したTシャツ。
(右)Muscari Drawing Tshirt / White / Black
「make happy」をコンセプトに、長く愛用できる「相棒(buddy)」のような スニーカーや鞄を展開しているブランド〈Buddy〉とタッグを組んだオリジナルサンダル。バンド部分がロックミシンで縁取りされ、dilemma・Buddyの両ロゴをプリント。
dilemma 2020SSアイテムはこちらからhttps://rford.deedfashion.com/collections/dilemma
dilemma 2020年春夏コレクションについて
【2020SS メッセージ】
物事には必ず「始まり」と「終わり」が存在する。
しかし、その狭間には関わった人の数だけのストーリーが存在する。
その無数に枝分かれしたストーリーが、今もなお終わりを迎えることなく、誰かの手によって続いているとしたら。誰かの記憶の中で、決して消えることなく続いていくのだとしたら。この世の中に「終わり」など無いのかもしれない。
音が出なくなったレコードも、あの頃の2人の関係も、僕らの人生も。
【オリジナル小説 SPILAL】
日記体小説の手法を採用し、親しみやすい文体でありながら、青春を生きる主人公の葛藤を克明に描く。製本には、通常のフォントではなく、ブランドによる手書きの文字を使用。モノとしての本そのものを、日記のような質感に仕上げた。
また、作中歌として、She Her Her Hersから楽曲「SPIRAL」を提供。現実とリンクするエピソードも配されており、楽曲が成立するまでのフィクショナルなバックストーリーとして物語を楽しむことも、現実に起きた出来事の結果ととらえて楽曲を聴くこともできる。
【小説あらすじ】
大学に入学したばかりの青年、祐介は、ふたりの男が教室の対角線の隅でおなじ音楽を聴いていることに気づく。
酔いも手伝ってマニアックな曲を熱唱し、新歓のカラオケの空気を乱した三人は、意気投合してバンドを結成する。
各地のライブハウスで演奏し、バンドは力をつけはじめたが、祐介は日記のなかで自分の体調不良に触れていた。
戸惑いが確信に変わり、メンバーに病症を打ち明けようとしたとき、メジャーデビューの話が舞い込んでくる。
思い悩むなかで、青年は秘匿をえらび、もういちどリッケンバッカーに手を伸ばす。