New Brand 「Re:quaL≡(リコール)」性差、時代性を超える”美”を追求した5ピースが登場
昨年、池袋パルコミュージアムで期間限定で開催された、若手デザイナーが自らプロデュースするコンセプトストア「メイテン（MEI-TEN）」。そこで初めて「Re:quaL≡(リコール)」を知り、デザイナー土居 賢哲（ドイ ケンテツ）が描くメンズ・ウィメンズのカテゴリーに縛られないニュートラルな美しさとダイナミックな布使いに、もっと見てみたいと強く惹かれたことを鮮明に覚えています。
今回、R for Dでは、若手デザイナーの登竜門であるファッションコンテスト「イエール国際ファッションフェスティバル」に応募した作品群「The intermediate with dandyism.」から厳選し、5ピースが店頭に登場。全てオーダー制で、3月末までご注文が可能です。
Theme「The intermediate with dandyism.」
性差、時代性を超えた”美”を追求する作品群は、80年代にジョルジオ・アルマーニが描いたシルエットからインスピレーションを得て、今の時代に合わせた再構築を試みています。
コレクションの製作は、彫刻でシルエットの元となるボディをひねったり付け足したりとスタディを積み重ねることからスタートし、テキスタイルにも多面的な視点を介入させることで、皺や影を取り入れた”新しい形”を生み出しています。
アイテムはコート、シャツ2点、セットアップの計5点。言葉上は定番のアイテムですが、リボンを使った絞りやシルエットの変化、肩や袖を抜いたスタイリングなど、”着方を楽しめる服”に仕上がっています。
服づくりへの情熱と、クリエーションへの純粋な渇望は、デザイナーらしい強さと危うさを秘め、服に現れています。まだブランドとしてスタートしたばかりですが、縫製の完成度も高く、ぜひ一度袖を通して欲しい5着です。
また、3月末にはデザイナーによるスペシャルイベントも開催。詳細は店頭もしくはお問い合わせからご確認くださいませ。
縫い付けられたネクタイが襟元に立体的なシルエットを加えているシャツ。ネクタイの２箇所にスナップボタンが仕込んであり、取り外すことで垂らすことも可能です。
肩から脇下部分に通ったリボンを絞ることで、ギャザーやシルエットが変化。１着で何通りも楽しんで頂けます。
ウィングカラーにフロントプリーツとドレスシャツのディテールを採用。カラーは折りを直すことでレギュラーにすることもできます。肩から脇下部分に通ったリボンを絞ることで、ギャザーやシルエットが変化。１着で何通りも楽しんで頂けます。
ダブル仕様のジャケットと、ワイドパンツのセットアップ。着丈が少し長く、ワイドなシルエットになっており、ゆったりと生地の落ち感を表現できるジャケットとパンツです。ジャケットには、取り外しができる大ぶりのボタンが付いており、前を留めることでワンショルダーや、襟を後ろに落として着ることもできます。
着方によっては5wayにも6wayにもなる変形タイプ。袖や裏地に通ったリボンによりシルエットを変えたり、留める場所の調整によりワンショルダーの羽織りやサロペットのような着方も楽しんで頂けます。表布には所々に染めが施され、影をイメージした中間色の黒が重ねられています。
デザイナー 土居 賢哲（ドイ ケンテツ）
東京モード学園に入学後、ダブルスクールでcoconogaccoに通う。
同学園を卒業後BFGUに進学し、ダブルスクールで再びcoconogaccoで学んだのち自身のブランドRe:quaL≡(リコール)を開始。
